キャラクターがいる小さなカフェ
Cafe Baren hutte(カフェベーレンヒュッテ)
カフェ/名古屋市千種区

クマのいる山小屋、ロッジ。
ムフフ、ボギグラコンサルティングが得意なキャラクターを用意した小さなカフェです。
実はオーナーから
“あまり流行らなくして欲しいんです、でもダサいのは困るのですが”
と言われたなんともデザイナー泣かせのご依頼。
(あまり流行らないようにしてほしいショップのひとつ目のお店です。あとに2つあるから驚き、そのお話はまた先に)
そこで一緒に働くお嬢さんにお話を伺いに行ったところ、
“父がお店に出ること予定の曜日は忙しいのは嫌だからそう言ったのかも?!”、と
なんだー!
お嬢さんに聞いたら、
“流行らないのは困ります、私のお給料はお店からですから”、と。
ご両親の収入は他にあるんですか?、と聞いてみたら!”お店のあるマンションはうちのなんです”
ありゃまー!15階建てのマンション、75部屋もあるよー!ぎゃー😱
よっさん:そりゃそう言う訳だよね!!
じゃお嬢さんのためにデザイン
しますよ!
お嬢さん:はい、そうしてください!是非!
ただ父がオーナーだと分かるイメ
ージでお願いします!
よっさん:じゃ、父上はクマに似てるよね、
可愛いクマ、それをキャラクター
にして良いですかね?、父上怒ら
ないかな?!
お嬢さん:いえ、逆です、口ではどう言うか
分からないけど、きっとみんなに
あれ俺だよって言いふらすんでは
ないかなと思います!
よっさん:了解、それは良い!
なら、はちみつメニューを出して
下さい、はちみつハニーメニューを!
お嬢さん:なんだか面白くなってきましたね
ワクワクして来ましたー!!
こんなやりとりがあったことはお父上は知らず、しばらくデザイン期間の後、プレゼンです!
お嬢さんとチラッと目があったら、ちょっと高揚した顔つき、大丈夫かな?!

お父上 :これは良い!、私に似てますね!
よっさん:そうですか?、もっと違った方が
良いのかなーって、これで行って
良いですか?
お父上 :(小声で)いやー、あまり流行らな
く出来ますか?
よっさん:こんなの流行らないでしょう、っ
て真顔で言いながらお父上を覗き
込んでました
お父上 :ではこのままゴーでお願いします
よっさん:お嬢さん(小声で)、よかったね!
きっと流行っちゃうよ、良いかな?
お嬢さん:(小声で)はい、私も流行ると思い
まず、これでお願いします!!
よっさん:了解、父上の困った顔を見ること
になるんだね!そりゃそうだよ!
流行らないお店は作れないよ!


オープン当日が来ちゃって、後戻りはできないよ!社長怒り出さないかな?ドキドキ
わー!思った以上の人だかり!すごい数の人!そりゃオープンでもあるし、工事中が宣伝になってるから流行るよー!!
社長はご機嫌斜め、お嬢さんは超ご機嫌!対比がすごいなー!!
流行らないと困るっての!
社長は観念したかのように渦に巻き込まれて行く
よっさんは”また顔を出しますね!流行っちゃってごめんなさーい!”
思い出のお店の中でもストーリーがデザイナー泣かせの初物件、流行って嫌な顔をされた最初で最後のお店です!! グスッ!!😢
